今回も不思議なタイトルかと思いますが、
風天小畜(ふうてんしょうちく)は易経の9番目の本卦です。
「畜」と言う字が止まる・障害を意味することから、
空模様でいう蜜雲が立ち込め雨が降る前の状態を言います。
「機」はまだ来ていない・なかなか形にすることが出来ない、ということでしょうか。
いろいろな変化が毎日来るとおもうのですが、
悪い方向→良い方向に変化するためには、
「労力」「時間」「人の協力」が必要な時で「面倒」が付きまといます。
その面倒という障害を表している言葉が「風天小畜」だと思います。
互卦が火澤睽(かたくけい)ということで、
自分の中で背き合うものがこの風天小畜の場合「面倒」と思っていて、
見えない障害なのではないか、と思いました。
「今できないことはいつできるようになるかを考えその時期を待つ」と先日記載しましたが
今出来ないことは、自分が「面倒」だと思っていることなのかもしれないです。
その出来事に対していつになったら出来そうか?、と期限を決めて取りくむと決めたので、その出来事は「風天小畜」の状態かもしれないですね。
その状態の中「その人に見合った<解決可能なもの>の形でしか現れない」という時間の過ぎ方になるので、
結果その出来事が解決した時、自身が成長出来ているか現状維持なのかがわかってくると思います。
そう考えると中々目立たない「風天小畜」も易の本卦の中になぜ入っているか理解できます。
また一つ学び、私はこのような解釈をいたしました。
皆さんの感想もお聞かせくださいね。