またまた妙なタイトルかと思いますが、
このタイトルの「水天需(すいてんじゅ)」は
易の本卦(ほんか)の一つです。
5番目に出てくる水天需は、
「慈悲の雨が降るのを待っている」という卦。
ことわざでいうと「棚からぼたもち」に近いんです!
五爻で雨が降った状態になるので、
「棚からぼたもち」はこの卦の五爻と言えるでしょう。
私が30代の時に時に読んだジェームス・アレンの
「原因と結果の法則」がまさに水天需の物語で、
チャンスを作るためには下ごしらえ(準備)が必要
、ということを説いている本でした。
この本はいまだに記憶にあり、水天需を見たときに
この本の物語が思い浮かんできます。
下ごしらえは本当に必要。
「棚からぼたもち」について、とある方が、
「棚からぼたもちも、
ぼたもちのが降る下に行く努力をしないと
ぼたもちも降ってこない。
ぼたもちの下まで行く努力はしないとね。」、と
おっしゃってました。
この言葉は「その通り!」と、しみじみそう思うのですが、
チャンスもチャンスになる足元まで行かないと
自分のものにならない、という事を言っているのだと思いました。
水天需は慈悲の雨が降るまでにしっかり準備をして、
慈悲の雨をしっかり受け取れるようにすることが必要
、と説いています。
両者は同じことを言っているのだと思いました。
これからもこの言葉を肝に銘じて
慈悲の雨をたくさん受け取れるようにしたいですね。